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AnkiでLaTeXを利用し数式を生成する方法

2019/11/04

formula

Ankiで数式を生成

Ankiを利用している理系学生の方は数式を暗記したくなることも多いのではないでしょうか。
丸暗記とまではいかなくとも、Ankiを使うと定期的に公式の導出や演習問題などを復習するのに便利です。

LaTeXの導入や設定はややこしいと言われることが多いです。
今回は順を追ってわかりやすく設定できる方法を紹介していきます。

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MiKTeXをインストール

Anki自体にはLaTeXで数式を出力するための機能が内蔵されていないため、LaTeXを出力するすることのできるソフトをインストールします。
Windowsの場合MiKTeXというソフトをインストールするだけで簡単に導入できます。

Ankiのwikiなどで「dvipngもインストールする必要がある」との記載がありますがMiKTeXをインストールした場合は特に追加でソフトをインストールする必要はありません

インストールが完了したらスタートメニューから
MikTeX ○.○→Maintenance(Admin)と進み、Settings(Admin)をクリック
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(スタートメニューが出ないバージョンのOSを利用している場合、検索でMiKTeXなどと入力すれば似たような画面が出せると思います)

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GeneralタブのInstall missing packagesが「Ask me first」になっているので「No」に変更し、OKをクリック。

数式の入力

デスクトップ版のAnkiを開き、新規カードの追加画面から「▼」ボタンを押し、LaTeXディスプレイ数式をクリック

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[$$]と[/$$]という文字列が出てくるのでこの間に数式を入力します。

私はLaTeXの書式については全く知識がないので手書きした式をLaTeXに変換してくれるサイトLaTeXの数式エディタを活用しています。

文字サイズの調整

デフォルトの設定で利用をしても良いのですが、私はどうしても式が馬鹿デカくなってしまい見栄えが悪いと感じたのでサイズを調整しました。

Ankiのブラウザから、適当なカードを選択してから左上にある編集→ノートタイプを変更をクリック
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続いて「変更先ノートタイプ」をクリック

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「ノートタイプの管理」をクリック

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使用するノートタイプを選択して、「オプションをクリック」

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ヘッダーの項目の最後の行に「\tiny」と追加して閉じる

anki-latex-tiny
以上で数式を小さく表示することができます。

モバイル端末での扱い

AnkidroidやAnki mobileを用いる場合、LaTeXを生成する機能がない為、パソコン版が自動的に数式を表した画像を生成します。
画像の生成はPC版でカードを一度プレビューするか、トップ画面から「メディアをチェック」を実行しないと行われないので注意して下さい。

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