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読書

「知識・教養のある人」になりたい貴方がするべきこと

2016/08/29

読書力 (岩波新書)

「読書力」 齋藤 孝著

読書力」という本を読みました。

読書って、具体的に理由が思い浮かばなくても、何となくしたほうが良い・するべきものだと思いませんか?
しかし世間の人はいつも忙しい日々に追われています。
メリットがぼんやりした読書ってどうしても後回しにされがちですよね。

私が高校生の頃も「とにかく今は勉強をしなきゃ」という脅迫観念が常にあって、落ち着いて読書に手を出すことってなかなかできませんでした。
(悶々と莫大な時間をネットサーフィンに費やしていたのですが……)

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読書を始めたくなった

この本では「読書とは『するのが良い』ものでなく、しなければならないものだ」という作者の読書感が論理建てて説明されています。
こんな風に読書について熱弁されると、やはり読書に対し背中を押されるものです。
今まで読書をしてこなかった自分の人生は勿体無かったとさえ感じてきます。

断言しておきますが「知識や教養のある人」になるには読書は絶対に避けて通れないものです。

ネット上の情報ではいけないのか

インターネットの普及によってそこから得られる情報量は莫大に増えています。
2ちゃんねるやTwitterだけで情報のインプットは可能なように感じてしまうかもしれません。
しかしそこから得られる知識というは、どうしても断片的で自分の狭い興味の範囲内に収まってしまいがちなんですね。
時の洗礼をかいくぐりながら長年残ってきたような深い情報にじっくりと向き合うことができるメディアはやはり書物です。

多くの価値観を吸収する

(オウム真理教事件の際、優秀な理系エリートが数多く入信していたことを挙げながら)
読書の幅が狭いと一つのものを絶対視するようになる。教養があるということは、幅広い読書をし、総合的な判断を下すことができるということだ。目の前の一つの神秘にすべて心を奪われ、冷静な判断ができなくなる者は、知性や教養があるとは言えない。
─P51より引用

たくさん読書をしている人は、自分の価値観だけでなく、たくさんの考え方を吸収しています。
読書力ゼロの私がこの本を読んでいるときに「作者の主観ばかりでなくデータも示してくれ」とか「この人の感覚相当古いんじゃないか」なんて思っていたのも、作者からすれば「そういう考え方もあるよねwwバーカバーカwww」の一言で片付いてしまうのでしょう。
自分の価値観一つしか持ち合わせていない人間が、たくさん読書をしている人を批判したり、逆に賛同したりするのは滑稽なんですね。

読書は自分と向き合う時間

一日のうちで、自分と向き合う時間が何もないという過ごし方もできる。テレビを見ている時間が、典型的にそれだ。テレビの娯楽番組を見ていれば、自分に向き合う必要もないし、テレビはそのような隙も与えない。自分と向き合うことを主題としたテレビ番組は多くない。テレビは、自分の外側の問題に興味を喚起させる力はあるが、自分自身と向き合う時間はつくりにくい媒体だ。
─P61より引用

テレビに限らずSNSにしても、外に出て遊ぶにしても、自分と向き合う時間って取れないですよね。
ネットの掲示板とか、Twitterって読んでいるのが楽しくて何時間も潰してしまったりするけど結局自分に何も残らない。

情報が断片的で頭に残らないというのもあるけど、何よりも自分と向き合う時間が長くないんです。
自分と向き合わずみんなと同じ感覚だけで生きていたらスタバの新作をSNSにアップするのが生きがいの凡庸な人間になっちゃいます。
もうこんなブログなんか読んでる場合じゃないですよ。

「何となく読書をしなくてはならない気がするけど、何をどう始めれば良いのかわからない」方におすすめしたい本です。
最後に、作者のありがたーい宣伝文句を聞きながらお別れしましょう。

「本屋に行って自分の身銭を切って買え」と学生には言う。それは身銭を切ることで、言葉が体に染み込む構えができやすいからだ。買うという行為に、決断や思いの深さも関わる。本屋に行けばすぐ手に入る本を、図書館から借りているようでは見込みがない。
─P63より引用

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