2変数関数の極値を求める
2016/08/30
問題
関数の極値を求めよ
解答の方針
二変数関数が極値をもつ十分条件は以下のようになります。
関数f(x,y)が点(a,b)において連続な2次偏導関数を持ち、であるとき、判別式をとすると次のことが成り立つ
・D<0, >0ならばf(a,b)は極小値
・D<0, <0ならばf(a,b)は極大値
・D>0のときf(a,b)は極値ではない。
・D<0, >0ならばf(a,b)は極小値
・D<0, <0ならばf(a,b)は極大値
・D>0のときf(a,b)は極値ではない。
以上を用いて解いていきます。
解答
a,bを求める
・となるのは
a=0、またはのとき
より
a=0のとき、のときaは存在しない。
・となるのは
a^2+1>0なのでのとき
このときよりa=0
よって
判別式D
よって
(のときはD>0となるので極値にはならない)
よってf(x,y)は点で極大値をとる。
解説・補足
全体的には流れ作業になるのですが、となる(a,b)を見つけ出すのが面倒なことがよくあります。
大学の先生っていじわるですね。