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キャリア・仕事

希望でなかった部署への配属は、どう納得すればよいのか

2019/04/29

私は今年から新社会人として働いています。

こんなタイトルの記事を書いているので、当然私も今年希望の部署に配属されなかった人間です。

理系の大学を出たこともあり、私は物事を数値的に判断してアクションを起こすことが好きで、ずっとWebマーケティングの仕事を志望していたのですが、先日知らされた配属はWebの制作やディレクションを行う部署でした。

就活の面接~内定期間のインターン~入社で、しつこいくらい「マーケティングがしたい」と言い続け、就活時には人事からも「ベンチャー企業だから配属リスクはほとんどないよ(キリッ)」なんて言われていただけに、肩透かしを食らった感覚です。

とはいえ、今すぐ会社を辞めようにも次の一手が見えないので、しばらくは任された職を全うするしかないです。
どうして希望でない部署に配属にされるようなことが起きたのか、自分なりに納得できる理由を考察しました。

最適配置的な観点:自分自身に原因なし?

経済学には比較優位という考え方があります。

例えばAさんとBさんが、8時間で以下のような能率で仕事をこなせるとします。

マーケティング 制作
Aさん 100 90
Bさん 90 50
合計 190 140

8時間で生み出されるAさんとBさんの仕事の合計は190+140=330 です。

量だけで言えば、Bさんに休んでもらってAさんに16時間働いてもらうのがいいのですが、現実では使える時間に制約があります。
そのため、実際の事業では以下のように比較して優位な仕事に集中してもらうことになります。

マーケティング 制作
Aさん 0 180
Bさん 180 0
合計 180 180

これで生み出された仕事の合計は180+180=360です。先ほどの配分よりも量が増えています。

希望の部署に配属されなかった方はこの比較優位論でいうAさんである可能性があるということですね。

配属は他の同期と比較して決定されるものなので、本当は「より得意な仕事」があったとしても、全体最適のために得意でない仕事をさせられる可能性があるということです。

数字としてはミクロに最適化されるかもしれないですが、こういった配置は本人の楽しさとかやりがいを無視しているので長期的にみて退職等に繋がりかねないですよね。

人材育成的な観点:会社に期待されている?

私は、自分の配属が「会社から期待されている」ということだろうと自らに言い聞かせています笑

自分で言うとキモいんですが、私は同期の中でも優秀な人間だと思います。
同期の中では、自分と向き合い明確に希望の職種を持っていたのは自分だけのような状態で、当然、そういった考えは仕事への態度や言動にも滲み出て、良い評価を受けていました。

では、なぜ自分でなくあの同期が"私の希望部署"に就いたのか。
「特に希望なんてない」と言っていたあの同期がなぜ、"私の希望部署"に就いたのか。

そう考えると、会社側は私を「事業のコア」である部署に置きたかったのかなと感じます。
会社の有価証券報告書に書かれているのですが、将来的な経営人材の育成が現在急務だからです。

私の会社は採用時の選考が全員「総合職」ですが、入社してから会社内に「隠れ一般職」と「隠れ総合職」みたいなものがあるように感じました。
私がいる部署に結構負荷がかけられている一方で、隠れ一般職は割とゆるふわで、責任も軽い仕事が任されている、みたいな感じなのです。

そして、私が志望していたマーケティング部門は「隠れ一般職」のほうでした。
分析外注屋みたいになっていて、「分析から次のアクションまで導く」という部分の遂行ができていませんでした。

そういう中で「自分が環境整備をしていければ」と考えていたところもあるのですが、会社側と考えにすれ違いがあったかもしれないです。

指向性の観点:向いてることに気づいていない?

私は内定者インターン中に提出していた日報で、無駄に他部署へ興味関心を示したり、人事の方と食事をする際に無駄に趣味でweb制作をしていることなどを口に出していました。

そのため、人事の方からすると、私の配属は「心理学のジョハリの窓でいう、盲点の窓を提示してあげた」ぐらいに考えているのかもしれません。

他者からしか理解しえない自分の可能性というのもあるはずですからね。
私も、端から配属を拒否するようなことはせず、まずは向き合ってみようと思います。

でも正直、web制作は「自分のためになら本気でできるんけど、会社のためにやるのはちょっとなぁ」という気持ちが強いです。
私は、会社の人に言えない「秘密の窓」が大きかったので変なギャップを持たれてしまっているように感じます。

就活のときに、「自分のやりたいことは?」「自分は何が好きなのか?」と、あんなに真剣に自己分析していたのがアホみたいです。

まとめ

私個人としては、「全然満足はしてないけど、完全に不満というわけでもない」という感じです。

同じように希望でない部署に配属された方が、少しでも前向きになるきっかけを与えられていれば嬉しいです。

今回は会社の人が良心的である前提で話を進めましたが、

  • 人員が足りていない状況で、即戦力(悪く言えば兵隊)として希望に沿わない配属をされる
  • 採用時から将来のルートが決まっている(大企業にありがち)

というような場合もあります。
こういった場合、どんなに背景を探っても報われない可能性があるので、早めに転職等を検討するのもよいと思います。

私も変な期待はせずに、「会社内でなければ生きていけない人」にはならないよう着々と準備を進めていきたいです。

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