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流行語大賞の候補「I AM KENJI」とは?

2016/08/29

流行語大賞の候補が発表されましたね!
その中で気になったのが「I AM KENJI」というワード。

こんな言葉流行したっけ?どっかのお笑い芸人のネタ?なんて気になったので少し調べてみました。

KENJIって誰?

この「KENJI」、誰のことかといいますと、実は今年の初め頃イスラム国に拘束されていた後藤健二さんのことを言っているらしいです
後藤健二さんの無事を願って「I AM KENJI」というワードと共に写った写真をSNSに投稿するという動きが広がっていたんですね。知らなかった(・・;)

有名な東大教授であるロバートキャンベルさんもfacebookに「I AM KENJI」の投稿をしていたようです。

どうして「私は健二」なの?

ところで、どうして「私は健二」なのかなと思って調べてみたのですが、どうも同時期にフランスで「Je suis Charlie(私はシャルリー)」という言葉を掲げるのが流行っていたようなんですね。

風刺週刊誌を発刊している「シャルリー・エブド」という会社で12人が死亡するテロ事件があり、その会社への同情、支持の表明として「私はシャルリー」がデモ、Twitter、音楽、テレビなど様々な場所で使用されたそうです。
今回は、そのデモが行われた大通りでフランスのテロが発生して騒ぎとなっていますね。

「I AM KENJI」もこの動きに習ってイスラム国に拘束されていた後藤健二さんへの同情、支持を表す意味があるのでしょうね。

派生して生まれた「I AM NOT ABE」

「I AM KENJI」の他にもう一つ流行語大賞の候補となっている言葉に「I AM NOT ABE」というものがあります。
この2つ、なんだか似ていませんか?

これは、イスラム国に拘束されていた後藤健二さんらに対し安部総理が「人命第一」と言いながら「テロに屈しない」などの矛盾した発言をしていたことや、安部総理がイスラム国へ挑発的な行動をとったころから拘束事件が起きてしまったことなど、安部総理批判の意味で用いられるようになった言葉です。

報道ステーションに出演した古賀茂明さんがこのフィリップを掲げ不自然な対応をされていたことも話題になりましたよね。

もしかすると「I AM KENJI」よりも「I AM NOT ABE」のほうが有名かもしれませんね。

「I AM KENJI」や「I AM NOT ABE」はこういった経緯で生まれた言葉であり、その後の後藤健二さんの結末を考えてもこれらを流行語と呼ぶには少し不謹慎なことだと思ってしまいます。

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